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グルメ

「麺」がいなくても、愛してる。福岡出張で出会った、お腹と心を満たす一杯

ポコぺん
日記ブログ

福岡出張で見つけた、ヘルシーなのに大満足な「麺なしちゃんぽん」の魅力

ふぅ、と小さく息を吐きながら、座席のシートに深く体を預ける。

今回の出張先は、初めての福岡です。
遠出のワクワク感はあるものの、タイトなスケジュールを前に、体は少しだけ緊張しているみたい。

駅に降り立つと、夕方の街にはどこからともなく美味しそうな匂いが漂っていました。
お腹はペコペコ。
でも、連日の外食で胃がちょっとお疲れ気味なのも事実です。
「ご当地の美味しいものは食べたい、けれど夜遅くに重すぎるのはちょっと……」

そんなワガママな私の前に現れたのが、ある1軒のちゃんぽん屋さんでした。
そこで出会った「意外な選択肢」が、出張の疲れをじんわりと癒やしてくれることになるのです。

▼今回お世話になったお店はこちら
八幡のチャンポン

この記事を読んでほしい人

  • 出張や旅行先でのご当地グルメを楽しみたいけれど、カロリーが気になる方
  • 野菜をたっぷり摂って、体の中からリフレッシュしたい方
  • 福岡の定番とは少し違う、ツウな美味しいカルチャーに触れてみたい方

遠い街の匂いと、少し長めの移動のあとに

新幹線、あるいは飛行機。
どちらにしても、福岡への出張は少しだけ特別な高揚感がある。

八幡駅に降り立つと、どこからともなく漂ってくるのは、あの濃厚でほんのり甘い豚骨の香り。
五感が一気に「福岡モード」に切り替わる瞬間だ。

今回の出張はスケジュールが過密で、移動と会議の繰り返し。
夕方になる頃には、頭も体も心地よい疲労感に包まれていた。
「せっかく福岡に来たのだから、美味しいご当地グルメを食べたい。
 でも、連日の外食で胃が少しお疲れ気味かも……」

そんなワガママな私のお腹の救世主となってくれたのが、今回足を運んだちゃんぽん店だった。

メニューで見つけた「麺なし」という、
小さくて大きな決断

暖簾をくぐり、カウンター席に腰を下ろす。
威勢のいい店員の声と、中華鍋が激しくぶつかる小気味よい音が店内に響いている。

メニューを開くと、お目当ての「ちゃんぽん」の文字。
そのすぐ隣に、私の目を釘付けにする不思議な選択肢があった。

―― 「麺なしちゃんぽん」

ちゃんぽんから麺を引いたら、それはただの野菜スープなのではないか?
主役を失った舞台のように、どこか物足りないのではないか?

一瞬、普通のちゃんぽんにしようかと迷いがよぎる。
しかし、身体が求めているのは圧倒的な「野菜」の補給。
そして、あの濃厚でコクのあるスープを罪悪感なく飲み干したいという欲求。

「すみません、麺なしちゃんぽんで」

少しの冒険心を胸に、私はその小さくて大きな決断を店員さんに告げた。

スープと野菜が主役になる、
新しいちゃんぽんの世界

運ばれてきた器を見て、思わず圧倒された。

そこにあったのは、「物足りなさ」とは無縁の、山のように盛られた色鮮やかな野菜たち。
本来脇役の野菜たちが、これでもかとばかりに主張している。
麺がいない分、具材そのもののボリュームが凄まじい。

まずはスープを一口。

「……あぁ、染みる。」

旨味が凝縮されたスープに、炒められた野菜の自然な甘みがしっかりと溶け込んでいる。
麺がないからこそ、スープそのものの純度の高い美味しさがダイレクトに口の中に広がっていく。

続いて、シャキシャキの野菜を頬張る。
スープをたっぷりと吸ったキャベツは、噛むたびにジュワッと旨味が溢れ出て、顎を動かす楽しさを思い出させてくれる。

食べ進めても、下から麺が出てくることはない。
しかし、それが全く寂しくないのだ。
むしろ、一口ごとに体が喜んでいるのがよく分かる。

気がつけば、あれほど大きな器だったにもかかわらず、スープの最後の一滴まで綺麗に完食していた。
お腹はしっかりと満たされているのに、不思議なほど体が軽い。
これなら、明日の仕事もすっきりとした気分で迎えられそうだ。

福岡といえばラーメンやうどんが有名だけれど、この「麺なしちゃんぽん」という選択肢は、忙しく働く人々や、健康が気になる現代人への優しさに満ちた、隠れた名作カルチャーなのかもしれない。

主役をあえて手放すことで、周りの引き立て役たちの本当の凄さに気づく。
そんな、出張先でのちょっとした大人の発見に、深く大満足した夜だった。

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ポコぺん
ポコぺん
ぷぅ
北海道在住のITエンジニア。

気になったことを色々やってみたいお年頃。
広く浅くいろいろ楽しんでいます。
PCガジェットが大好きで、最近はVRがお気に入り。
この頃は、クラフト系の趣味に目覚めそう。
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